八王子市日吉町〜元本郷町
八王子市役所通り
花水木並木
Visited in April 2023
JR中央線西八王子駅の北東側、甲州街道(国道20号)の「千人町」交差点から北へ、八王子市役所へと向かう道路は「市役所通り」だ。この「市役所通り」のうち、「日吉町」交差点から「市役所入口」交差点までの約400mの区間は花水木並木だ。例年、四月の中旬から下旬頃に花の盛りを迎え、鮮やかに街路を彩る。花水木が見頃を迎えた四月半ば、市役所通りを歩いた。
JR中央線西八王子駅を北に出て、甲州街道(国道20号)を少し東へ辿ると「千人町」交差点がある。「千人町」交差点から南へ延びるのは「御所水通り」、北へ延びるのが「市役所通り」だ。
「千人町」交差点から100mほど行ったところで「市役所通り」はわずかに右方向へ折れる。さらに250mほど進むと「日吉町」交差点、「市役所通り」と「陣馬街道」が交差して十字路を成している。この辺りは交差点の名が示すように八王子市日吉町だ。この「日吉町」交差点から北へ400mほど、「市役所通り」は花水木の並木になっている。
「千人町」交差点から100mほど行ったところで「市役所通り」はわずかに右方向へ折れる。さらに250mほど進むと「日吉町」交差点、「市役所通り」と「陣馬街道」が交差して十字路を成している。この辺りは交差点の名が示すように八王子市日吉町だ。この「日吉町」交差点から北へ400mほど、「市役所通り」は花水木の並木になっている。
四月の半ば、花水木はちょうど花の盛りだ。白い花水木と濃いピンクの花水木が沿道に並び、美しい景観を見せる。「市役所通り」はほぼ南北に延びているから、南から北へ向かえば花水木は順光を浴びて、春の青空を背景に輝くような美しさだ。歩きながら振り返れば花水木の色彩が逆光を弾いて街路を染める。どちらの景観も素晴らしい。
道路の両脇に並ぶ花水木並木を眺める景観も見事だが、花水木に覆われた歩道を歩くのも楽しい。花水木並木の根方はツツジの植え込みになっている。今年(2023年)はさまざまな花の開花が早かったが、ツツジもそろそろ花を咲かせ始めている。花水木とツツジの競演も素敵だ。
通常の道路の街路樹では、車などで通り抜ける際には両側に並木が続いて美しい景観を楽しめるのだが、歩道を歩いていると並木の美しさを実感できないことも少なくない。「市役所通り」の花水木並木も例外ではないのだが、途中でわずかに曲がっていて、その“曲がり”のお陰で景観にも表情が生まれ、歩道からも花水木並木を正面から見ることができ、並木の美しさを充分に堪能することができる。この“曲がり”の辺りが「市役所通り」の花水木がもっとも美しく見えるポイントだと言っていい。
道路の両脇に並ぶ花水木並木を眺める景観も見事だが、花水木に覆われた歩道を歩くのも楽しい。花水木並木の根方はツツジの植え込みになっている。今年(2023年)はさまざまな花の開花が早かったが、ツツジもそろそろ花を咲かせ始めている。花水木とツツジの競演も素敵だ。
通常の道路の街路樹では、車などで通り抜ける際には両側に並木が続いて美しい景観を楽しめるのだが、歩道を歩いていると並木の美しさを実感できないことも少なくない。「市役所通り」の花水木並木も例外ではないのだが、途中でわずかに曲がっていて、その“曲がり”のお陰で景観にも表情が生まれ、歩道からも花水木並木を正面から見ることができ、並木の美しさを充分に堪能することができる。この“曲がり”の辺りが「市役所通り」の花水木がもっとも美しく見えるポイントだと言っていい。
「市役所通り」の「多賀神社東」交差点の辺りから西へ100mほど入り込んだところに多賀神社が鎮座している。「西の鎮守」と呼ばれ、八王子の鎮守として市民の信仰を集める神社だ。938年(天慶元年)に滋賀の多賀大社から分祀、勧請したという古社である。
四月、境内の木々も新緑に輝き、青空を背景に晴々とした空気感に満たされている。花水木を楽しむ「市役所通り」散策の途中で立ち寄ってみるのもお勧めだ。
四月、境内の木々も新緑に輝き、青空を背景に晴々とした空気感に満たされている。花水木を楽しむ「市役所通り」散策の途中で立ち寄ってみるのもお勧めだ。
花水木は特に珍しい樹木ではなく、街路樹に用いられることも多い。八王子市内だけでも花水木並木となった通りは数多く存在する。その中でも「市役所通り」の花水木並木は美しい景観が楽しめる並木だと言っていいのではないか。
「市役所通り」は交通量の多い道路で、のんびりと散策を楽しむのに好適なところとは言い難いが、春のひととき、花水木の咲く景観を楽しみながらの町散歩によいところかもしれない。「市役所通り」の花水木は、わずか400mほどの区間だ。のんびりと歩いてもすぐに通り抜けてしまう。先を急がず、ゆったりと時間をかけて花水木の咲く街路の景観を楽しむのがお勧めだ。
「市役所通り」は交通量の多い道路で、のんびりと散策を楽しむのに好適なところとは言い難いが、春のひととき、花水木の咲く景観を楽しみながらの町散歩によいところかもしれない。「市役所通り」の花水木は、わずか400mほどの区間だ。のんびりと歩いてもすぐに通り抜けてしまう。先を急がず、ゆったりと時間をかけて花水木の咲く街路の景観を楽しむのがお勧めだ。
花水木は例年四月下旬頃に花の盛りを迎えるが、今年(2023年)は開花が早く、四月中旬には満開になっていた。また街路樹として植えられた花水木は定期的に剪定が行われることも多く、剪定後にはまったく景観の印象が違っていたりする。今年(2023年)は大きく枝を張った花水木の美しい姿を見ることができた。天気にも恵まれ、楽しい春散歩のひとときを過ごすことができた。