現在の長野県松本市は上高地なども含む広い市域を持っているが、松本駅周辺の中心市街はそもそもは松本城の城下町として、善光寺街道の宿場として栄えたところである。善光寺街道は北国西街道とも呼ばれるが、正しくは北国西脇往還といい、中山道の洗馬宿(塩尻市中心部の南西側)で中山道から分かれて善光寺へと北上する街道である。
洗馬宿から松本中心部へと至った善光寺街道は女鳥羽川の手前で西に折れ、400mほど行ったところで北へ折れて(現在の国道143号を)北上する。松本城の「総構え」を迂回するために西へ逸れたものだろう。この、女鳥羽川の南側を東西に抜ける400mほどの区間が、今の中町通りである。
洗馬宿から松本中心部へと至った善光寺街道は女鳥羽川の手前で西に折れ、400mほど行ったところで北へ折れて(現在の国道143号を)北上する。松本城の「総構え」を迂回するために西へ逸れたものだろう。この、女鳥羽川の南側を東西に抜ける400mほどの区間が、今の中町通りである。