多摩市諏訪
−多摩よこやまの道−
エドヒガンの咲くさくらの広場
Visited in March 2023

多摩市諏訪六丁目の北端部近く、「多摩よこやまの道」のルート上に「さくらの広場」という小さな広場がある。その名が示すように、この広場にはエドヒガンの大木がある。春になれば見事な姿で咲き誇る。その景観を楽しみにお花見に訪れる人も多く、地元で親しまれている桜だ。

エドヒガンは古くから日本に自生する桜だ。本州から四国、九州にかけて広く分布するが、名に「エド(江戸)」と付いているように関東地方に特に多いようだ。「ヒガン」は、もちろん彼岸の頃に咲く桜だからで、通常はソメイヨシノより少し早く花期を迎える。ちなみに、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラとを掛け合わせた桜だ。

このエドヒガンは地元ではよく知られ、見頃の時期を迎えるとお花見に訪れる人も少なくない。広場にシートを広げて“お花見ランチ”を楽しむ人たちや、「多摩よこやまの道」散策の途中で立ち寄ったらしい人など、多くの人たちで賑わっている。

また広場の一角にはヤマザクラの木もある。ヤマザクラはエドヒガンより花期が少し遅く、エドヒガンが満開のときにようやく咲き始めるのが通常だが、これもうまくタイミングが合えば双方の花を楽しむことができるだろう。
コブシからエドヒガン、ヤマザクラと続いて咲くために長く楽しめるのが嬉しい。「さくらの広場」のエドヒガンが咲けば、いよいよお花見シーズン到来である。

「さくらの広場」は「多摩よこやまの道」のルート上に設けられた小さな広場だ。来園者用の駐車場などはない。車で訪れる際には多摩東公園の駐車場に車を駐めると便利だ。電車で訪れる場合は小田急多摩線はるひの駅が最寄りで、駅南口から1km足らず、10分ほど歩けば着く。
エドヒガンはソメイヨシノより花期が早く、ソメイヨシノが満開を迎える頃にはエドヒガンはすでに葉桜ということも少なくない。タイミングを逃さないようにしよう。「さくらの広場」のエドヒガンが見頃を過ぎれば「丘の上広場」のソメイヨシノが見頃を迎える。併せて訪ねてみるのもいい。
エドヒガンはソメイヨシノより花期が早く、ソメイヨシノが満開を迎える頃にはエドヒガンはすでに葉桜ということも少なくない。タイミングを逃さないようにしよう。「さくらの広場」のエドヒガンが見頃を過ぎれば「丘の上広場」のソメイヨシノが見頃を迎える。併せて訪ねてみるのもいい。


