横浜線沿線散歩公園探訪
多摩市諏訪
多摩東公園
Visited in May 2023
多摩東公園
多摩市諏訪の街の東端、尾根幹線沿いに多摩東公園がある。1982年(昭和57年)に開園した公園で、7haほどの面積を有している。園内には陸上競技場や武道館、テニスコートなどが設けられており、基本的にスポーツ施設のための公園と言っていい。周辺の公園や緑道を繋ぐ役割もあり、のんびりと公園周辺を歩いてみるのもお勧めだ。
多摩東公園 多摩東公園はスポーツ施設のための公園と言っていい。公園はほぼ三角形の形をした敷地で、その中央部には陸上競技場が置かれ、西側には武道館、南側にはテニスコートが設けられている。それらのスポート施設が公園のほぼすべてを占めており、芝生の広場や遊具類は設置されていない。

陸上競技場や武道館で何かの大会が開催されれば参加者や関係者で賑わうのだろうと思うが、普段の公園はのんびりと静かなものだ。ほとんど人の姿のない陸上競技場の景色も、どこか長閑な風情を漂わせている。

多摩東公園 陸上競技場と武道館の間はちょっとした広場になっており、「中央広場」と名付けられている。ベンチに腰を下ろしてくつろぐ人の姿もあり、普段は静かな時間が流れている。

「中央広場」を通る舗道は西側の諏訪の街と北側の聖ヶ丘の街とを繋ぐ舗道の役割も持っている。西側では「電車見橋」が小田急多摩線と京王相模原線の線路を一跨ぎにして諏訪の街へと繋ぎ、「諏訪永山ふれあいの道」が延びる。聖ヶ丘の街へ向かっては「剣橋(つるぎばし)」が都道18号府中町田線を跨ぎ、「聖ヶ丘遊歩道」が延びている。どこからどこへ向かうのか、時折、ここを通り抜けて行く人の姿もある。

多摩東公園 この公園の南端部分の地下には京王相模原線と小田急多摩線の線路が抜けており、「電車見橋」の下辺りで地上に現れ、北西側で再び丘陵下のトンネルへ消えていく。

その様子を「電車見橋」から見ることができる。橋の付近は北西の方角へ向かって視界が開けていて、下を通る線路がよく見える。橋上部分は人の背丈を超える高さのフェンスが設けられているため、少し視界が遮られるので、橋の袂部分から眺めるのがお勧めだ。トンネルを抜け出てきた電車はひととき視界の中に現れ、再び反対側のトンネルへと姿を消す。特に鉄道の趣味などが無い身でも、こういった風景にはなぜか見入ってしまうのが不思議だ。

多摩東公園 「中央広場」から北へ向かうと、都道18号府中町田線を跨いで「剣橋(つるぎばし)」が舗道を通している。「剣橋」を渡った先は聖ヶ丘の街で、住宅街の中に「聖ヶ丘遊歩道」と名付けられた舗道が延びている。橋の袂には馬引沢南公園が設けられており、だから「剣橋」は両公園を繋ぐ役割も果たしている。

「剣橋」は公園と公園とを繋いでいることから修景要素を重視した設計になっているそうだ。橋の中程に屹立するのは橋の名のように「剣」をイメージした照明柱だ。武道館との意匠の整合性が考えられたデザインであるという。多摩ニュータウンの橋の中でも特徴的なデザインで知られる橋だ。

多摩東公園 「剣橋」の袂から陸上競技場の北側の園路を東へ向かうと「弓の橋」が尾根幹線(南多摩尾根幹線道路)を跨いでいる。「弓の橋」を渡った先は「多摩よこやまの道」の東端部、「丘の上広場」という小公園が設けられている。「多摩よこやまの道」はここから西へ向かって延びている。全ルートを辿れば10km近い距離があるが、少しだけ歩を進めてみるのもお勧めだ。

「弓の橋」は美しいデザインのアーチ橋だ。橋上から眺める景観もいいが、尾根幹線の舗道から、あるいは「多摩よこやまの道」を辿る小径から眺める景観もいい。これも多摩ニュータウンの橋の中でよく知られた橋だ。橋好きな人、橋のある風景の好きな人ならぜひ訪ねてみるべき橋だと言っていい。
多摩東公園
多摩東公園はスポーツ施設のための公園で、“憩いの場”としての役割はあまり担っていないと言っていい。馬引沢南公園を含めた周辺の散策の際の拠点として使うのが便利かもしれない。電車好きの人なら「電車見橋」からの眺めが、橋好きの人には「剣橋」と「弓の橋」がお勧めだ。「中央広場」にはユリノキが多く植えられており、初夏の花や秋の黄葉などもお勧めだ。

武道館横と陸上競技場の東側の尾根幹線沿いに来園者用無料駐車場が用意されており、合わせて150台分ほどの駐車スペースがある。永山駅から歩くと1.5kmほど、京王相模原線若葉台駅からは2km弱、小田急多摩線はるひ野駅からは1kmほどの距離だ。バス路線など、その他詳細は多摩市の公式サイト(頁末「関連する外部ウェブサイト」欄のリンク先)を参照されたい。
多摩東公園
多摩東公園
多摩東公園