横浜市西区〜中区
冬の夜の横浜2005
Visited in December 2005
(本頁の内容には現況と異なる部分があります)
クリスマスも間近に迫った12月中旬、今年もまたイルミネーションの輝く横浜の街を歩いた。夕暮れの迫る港の見える丘公園から山下公園へ降り、山下臨港線プロムナードを経てみなとみらい方面へと至るルートだった。
横浜山手の西洋館では今年も「世界のクリスマス」の展示が行われている。12月の初旬に一度訪れたのだが、機会があって再度山手を訪ねた。
寄り道をしながら洋館群を順番に見て回り、最後に港の見える丘公園に立ち寄ったとき、日が暮れた。横浜市イギリス館と山手110番館でも「世界のクリスマス」展が開催されているが、これに合わせて建物外部にイルミネーションが施されており、宵闇の迫る中に浮かび上がっている。それほど派手なイルミネーションではないが、洋館の佇まいに似合っていてなかなか美しい。
寄り道をしながら洋館群を順番に見て回り、最後に港の見える丘公園に立ち寄ったとき、日が暮れた。横浜市イギリス館と山手110番館でも「世界のクリスマス」展が開催されているが、これに合わせて建物外部にイルミネーションが施されており、宵闇の迫る中に浮かび上がっている。それほど派手なイルミネーションではないが、洋館の佇まいに似合っていてなかなか美しい。
港の見える丘公園から降りて山下公園へと向かう。マリンタワー基部のイルミネーションや氷川丸のイルミネーションなど、毎年恒例になったものを見ながらのんびりと歩く。氷川丸のクリスマスツリーのイルミネーションはまさにこの時期の横浜の風物詩と言っていいのではないかと思う。「2005」を記したイルミネーションが今年のものであることを示しているが、他はほとんど変わらないようだ。その「変わらない」ところがいい。
山下臨港線プロムナードを歩いて新港地区へ辿る。新港地区ではワールドポーターズのイルミネーションが毎年趣向を凝らして楽しませてくれる。ウェルカムゲートに施されたイルミネーションは、中世ヨーロッパのお城を思わせる意匠のモニュメントだ。中央には王冠をあしらった紋章のようなイルミネーションが輝いている。
それをくぐって中に入ると、二階のウェルカムホールには大きなベルが提げられていた。国際橋側のゲートから外へ出ると、何やら目の前をふわふわと漂うものがある。ゲート脇に設置された柱の開口部からシャボン玉が出ているのだった。
それをくぐって中に入ると、二階のウェルカムホールには大きなベルが提げられていた。国際橋側のゲートから外へ出ると、何やら目の前をふわふわと漂うものがある。ゲート脇に設置された柱の開口部からシャボン玉が出ているのだった。
国際橋を渡り、クイーンズスクエアへ。クイーンズスクエアでは今年もシンギングツリーが設置されている。優美な曲線を描く光のラインで縁取りされ、華麗な印象のツリーだ。クイーンズパークの木々も例年のように光を纏い、冬の冴えた空気の中に輝いている。
クイーンズスクエアからドックヤードガーデンへと歩く。ドックヤードガーデンでは低床部での飾り付けなどは特に行われていないようだが、上部や階段部分を中心にイルミネーションが施されている。ブルーを基調にしたもののようで、なかなか幻想的な雰囲気を醸し出している。
ランドマークプラザでは高さ12メートルの「スワロフスキークリスタルツリー」が飾られ、オーロラライティングショーや恒例となった降雪イベントなどが行われている。
ランドマークプラザでは高さ12メートルの「スワロフスキークリスタルツリー」が飾られ、オーロラライティングショーや恒例となった降雪イベントなどが行われている。
昨年(2004年)は機会がなく12月の夜の横浜を訪ねることができなかったので、二年ぶりにクリスマスイルミネーションを楽しめた散策だった。2003年までいろいろな趣向で楽しませてくれたナビオス横浜のイルミネーションが行われていなかったのが少しばかり残念だったが、クリスマスを控えた時期の街の賑わいを充分に楽しんだ散策だった。
【追記】
氷川丸とマリンタワーは氷川丸マリンタワー株式会社が45年間に渡って運営してきたが、2006年12月25日で営業を終了、同社も2006年12月31日付けで解散となった。その後、マリンタワーは横浜市へ、氷川丸は日本郵船株式会社へ、それぞれ譲渡され、氷川丸は2008年4月25日に、マリンタワーは2009年5月23日にリニューアルオープンを迎えている。