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八王子市
第44回八王子まつり
August 2004
第44回八王子まつり
第44回八王子まつりは2004年8月6日(金曜日)から8日(日曜日)にかけて開催された。曜日との関連で、今年は例年より少しばかり遅い開催となった。2002年の第42回から内容が大幅に刷新され、山車や御輿を中心としたものになって三回目の八王子まつりだ。その三日目の夕方に甲州街道に出かけてみた。二日目の夜に出かけてみようと思っていたのだが、当日夕刻から雨になり、予定を変更したのだった。
第44回八王子まつり

第44回八王子まつり

第44回八王子まつり
甲州街道に出てみると八幡町交差点近くでちょうど「辻合わせ」が行われているところだった。八日辻の辻合わせだ。数台の山車が向かい合ってお囃子を競っている。こうして山車が集結するととても絢爛な雰囲気があって何とも言えない迫力が漂う。周りを見物の人たちが取り巻いて辻合わせの様子に見入っている。

辻合わせが終わると再びそれぞれの山車が甲州街道を巡行する。曳き手の人たちに曳かれて山車がゆっくりと甲州街道を往復する。祭りで賑わう甲州街道を散策しながら各町内の山車を見てゆくのも楽しいが、沿道の一カ所に腰を据えてやってくる山車を待つのも楽しい。

今年(2004年)の八王子まつりでは八日町一・二丁目の山車が59年ぶりに復活したというので話題になった。八日町一・二丁目の山車は昭和20年8月の八王子大空襲の際に焼失、長く復元が待たれていた。復活した山車は「二層鉾台型人形山車」というものだそうで、施された彫刻も見事なもので、祭りに華を添えていた。

各町の山車を見ながら、祭りの熱気を楽しみつつ歩いていると、ゆっくりと日が暮れて行く。夕暮れから夜へと少しずつ色を変えてゆく空を背景に、山車が灯りに浮かび上がる。その様子がとても美しい。
第44回八王子まつり
山車は前を行く山車との調整のためなのか、常に動いているわけではなく、ときおり停まって待っていることがある。この時、曳き手の人たちは手持ち無沙汰になってしまうのだが、本町の山車の曳き手の若い女の子たちがこの待ち時間を利用して踊り始めた。手に扇子を持ち、浴衣姿の女の子たちが笑いながら踊る。おそらく本町の人たちの申し合わせで「待ち時間に踊ろう」ということになったのではないかと思うのだが、沿道の見物の人たちにも好評で、踊り終わると喝采が起こっていた。なかなか素敵な祭りの風景だった。
第44回八王子まつり第44回八王子まつり第44回八王子まつり
見物の人たちと山車が行き交う甲州街道を小一時間歩いた後に帰路を辿った。山車の巡行を見たいという思いももちろんあるのだが、祭りの熱気が漂う町の中に身を置くときの不思議な高揚感が嬉しくて、毎年こうして見に来てしまう。今年はほんの少しの時間だけだったが、充分に楽しめた八王子まつりだった。
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