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八王子市松が谷
晩秋の松が谷
November 2009
晩秋の松が谷
八王子市の東端、多摩ニュータウン域に位置する松が谷の町は大小の公園が点在し、緑の多いところだ。街路の木々も紅葉に染まった十一月下旬、松が谷の街を歩いた。
晩秋の松が谷
多摩都市モノレールを松が谷駅で降り、松が谷遊歩道を西へ辿ろう。三本松小学校の横を過ぎると舗道の交差点がある。三本松小学校の西側を南へ延びる舗道へと進んでみよう。この舗道には瀧谷戸(たきのやと)遊歩道という名があるようだ。三本松小学校の西側は緑地になっている。「ともだちひろば」という名の広場も設けられている。この緑地にカエデが多く植栽されており、この季節には美しい紅葉に染まっている。なかなか見事な景観だ。瀧谷戸遊歩道をそのまま南へ進むと瀧谷戸橋で一般道が頭上を越える。多摩市との市境も近い。瀧谷戸橋近くにも見事なモミジがあった。

晩秋の松が谷
松が谷遊歩道へ戻り、西へ辿ろう。松が谷遊歩道にはさまざまな樹木が植栽されているが、ヤマモミジの木もあり、これも紅葉も染まっている。松が谷遊歩道のヤマモミジは選定されているのか、あまり大きく枝を張っていない。選定しないと葉を茂らせたときに遊歩道が暗くなってしまうからだろうか。こぢんまりとした樹形で、それでも紅葉は美しい。松が谷遊歩道をそのまま辿ってゆくとやがて大塚西公園の横を抜け松が谷の商店街へ至る。商店街を通り抜けて風返歩道橋という風雅な名の歩道橋を渡ると東中野公園だ。

晩秋の松が谷
東中野公園は紅葉が見事だ。風返歩道橋を渡ってすぐの北側、遊歩道に沿ってモミジが多く、遊歩道に落ちる木漏れ日が赤や朱色に染まる。木によって紅葉の進み具合にばらつきがあり、オレンジ色のモミジもあるが、それも色彩のコントラストを見せて美しい。公園南側の広場の周辺にも見事なモミジの木がある。池の辺のモミジも良い風情だ。のんびりと東中野公園を一巡りした後は再び風返歩道橋を渡り、商店街へ戻って遊歩道を北西の方角へ向かう。遊歩道もモミジの木やピラカンサの赤い実で秋の色に彩られている。

晩秋の松が谷
遊歩道を辿って松が谷小学校の横を抜け、道路をひとつ越え、さらに進むとイチョウ並木の道路へと至る。イチョウ並木も黄葉の盛りだ。それほど大きなイチョウではないが、秋の日を浴びて輝く様子はたいへんに美しい。イチョウ並木の歩道を東へ辿ってゆくとすぐに大塚公園だ。大塚公園にはあまりモミジやイチョウはないが、西南側の入口付近のモミジはなかなか見事だ。モミジやイチョウは少なくても、コナラやクヌギなどの落葉樹が雑木林の秋を演出し、穏やかな表情が大塚公園の魅力だ。

晩秋の松が谷
大塚公園を一回りした後はプールの横の歩道橋を渡って松が谷中学校ほ方角へと進もう。松が谷中学校の北側の道を東へ辿ってゆく。遊歩道から抜け出て一般道だが、トウカエデの並木の美しい道路が松が谷中学校の東側から北側へと緩やかな坂道となって降りている。トウカエデも本来は紅葉の美しい樹木だが、場所によって紅葉の進み方が違い、ほとんど紅葉しない場合もある(聞きかじった話では土壌の栄養素が関連しているらしい)。ここのトウカエデ並木はなかなか美しい紅葉を見せてくれている。松が谷中学校横から松が谷遊歩道に戻れば多摩都市モノレールの駅も近い。そろそろ帰路を辿ることにしよう。
新緑の美しい四月に松が谷の街を歩いたのは十年も前のことで、その時は多摩都市モノレールの開通直前という頃だった。月日が経つのは早い。松が谷は緑の多い街だから秋の表情も美しいのだろうと思って、今回機会を設けて訪れたのだが、期待以上の素晴らしさだった。次は桜の季節に訪れてみたい。
晩秋の松が谷

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