相模原市緑区太井
−津久井湖城山公園−
花の苑地
Visited in April 2022
神奈川県立津久井湖城山公園は約95ha(2020年現在)の面積を有する広大な公園だ。公園は城山ダム西側の津久井城跡と湖岸の苑地から構成されている。城山ダムの北西側、津久井湖の西岸に設けられた苑地が「花の苑地」で、その名の通り、ガーデンテラスには四季折々の花が植えられ、津久井湖の景観を眺めながら美しい花々を楽しむことができる。
「花の苑地」は津久井湖城山公園を構成する苑地のひとつだが、苑地内に「津久井湖観光センター」が建ち、津久井湖の景観を楽しめる立地であるからか、景勝地、観光地的な印象もある。
津久井湖岸を辿る国道413号(津久井街道)沿いの津久井湖岸に位置し、国道に面して「津久井湖観光センター」と駐車場があり、その周辺が「花の苑地」の敷地だ。苑地内は端正に整備されており、観光センター前にも花壇が設けられて「花の苑地」の名に相応しい印象だ。
観光センター北側にはガーデンテラスが設けられている。観光センター側から湖岸へ緩やかな斜面となった地形を活かしてテラスが造られ、テラス内の花壇に四季折々の花が植えられている。
ガーデンテラスそのものも美しく造られており、園路を巡りながら季節の花々を見ていくのは楽しいひとときだ。観光センター側から眺めれば背景には津久井湖の景観が広がり、“花の咲く風景”としてもたいへんに美しい。
ガーデンテラスの北側には芝生の広場が設けられている。それほど広くはないが、津久井湖岸という立地が奏功して開放感に富み、のんびりとした空気感が魅力だ。
広場の一角にも花壇が設けられ、ここにも季節の花が植えられている。季節によって、そしてまた同じ季節でも年によって植えられる花は違うようだ。2022年(令和4年)4月に訪れたときはネモフィラと菜の花が植えられ、青と黄色の色彩の競演が美しかった。
観光センターの西側、国道脇に緩やかな斜面となった草原のエリアがあり、ここでは八重桜が美しく咲いていた。鮮やかなピンクの花はカンザン(関山)だろう。周囲の落葉樹も新緑が芽吹く季節、その薄緑色と八重桜のピンクが春らしいコントラストを見せる。新緑も八重桜の花も春の日差しを弾いてひときわ美しい。
国道に近い辺りにはメタセコイアの木も植えられている。メタセコイアも新緑の季節だ。円錐形の樹形が新芽を纏っていく姿が美しい。
そのメタセコイアの木の傍らで「筑井(つくい)公園橋」という人道橋が国道を跨いで城山側に園路を繋いでいる。国道の南側、城山の麓は「桜の小道」と名付けられており、ソメイヨシノが園路に沿って並んでいる。四月の中旬、ソメイヨシノは花の時期を過ぎ、園路脇にヤマブキが鮮やかに咲いている。
つづら折りとなった園路を上っていくと、園路脇に四阿が設けられている。四阿のある場所は北側に見晴らしが開け、眼下に津久井湖を見下ろすことができる。なかなか爽快な眺めだ。園路をそのまま西へ進めば「湖畔展望園路」として城山の西側の麓を辿っていく。時間と体力に余裕があれば、「湖畔展望園路」から根小屋地区、さらに城山へと散策の足を延ばすのも楽しい。
津久井湖岸を辿る国道413号(津久井街道)沿いの津久井湖岸に位置し、国道に面して「津久井湖観光センター」と駐車場があり、その周辺が「花の苑地」の敷地だ。苑地内は端正に整備されており、観光センター前にも花壇が設けられて「花の苑地」の名に相応しい印象だ。
観光センター北側にはガーデンテラスが設けられている。観光センター側から湖岸へ緩やかな斜面となった地形を活かしてテラスが造られ、テラス内の花壇に四季折々の花が植えられている。
ガーデンテラスそのものも美しく造られており、園路を巡りながら季節の花々を見ていくのは楽しいひとときだ。観光センター側から眺めれば背景には津久井湖の景観が広がり、“花の咲く風景”としてもたいへんに美しい。
ガーデンテラスの北側には芝生の広場が設けられている。それほど広くはないが、津久井湖岸という立地が奏功して開放感に富み、のんびりとした空気感が魅力だ。
広場の一角にも花壇が設けられ、ここにも季節の花が植えられている。季節によって、そしてまた同じ季節でも年によって植えられる花は違うようだ。2022年(令和4年)4月に訪れたときはネモフィラと菜の花が植えられ、青と黄色の色彩の競演が美しかった。
観光センターの西側、国道脇に緩やかな斜面となった草原のエリアがあり、ここでは八重桜が美しく咲いていた。鮮やかなピンクの花はカンザン(関山)だろう。周囲の落葉樹も新緑が芽吹く季節、その薄緑色と八重桜のピンクが春らしいコントラストを見せる。新緑も八重桜の花も春の日差しを弾いてひときわ美しい。
国道に近い辺りにはメタセコイアの木も植えられている。メタセコイアも新緑の季節だ。円錐形の樹形が新芽を纏っていく姿が美しい。
そのメタセコイアの木の傍らで「筑井(つくい)公園橋」という人道橋が国道を跨いで城山側に園路を繋いでいる。国道の南側、城山の麓は「桜の小道」と名付けられており、ソメイヨシノが園路に沿って並んでいる。四月の中旬、ソメイヨシノは花の時期を過ぎ、園路脇にヤマブキが鮮やかに咲いている。
つづら折りとなった園路を上っていくと、園路脇に四阿が設けられている。四阿のある場所は北側に見晴らしが開け、眼下に津久井湖を見下ろすことができる。なかなか爽快な眺めだ。園路をそのまま西へ進めば「湖畔展望園路」として城山の西側の麓を辿っていく。時間と体力に余裕があれば、「湖畔展望園路」から根小屋地区、さらに城山へと散策の足を延ばすのも楽しい。
津久井湖城山公園「花の苑地」は津久井湖城山公園を構成する苑地のひとつだが、ひとつの独立した公園として考えても充分に楽しめる。特に花の好きな人、花の写真趣味の人なら季節毎に訪ねてみるべきだと言っていい。同じ季節でも年ごとに違う表情を見せるから何度も訪ねたくなる。お勧めのところだ。