幻想音楽夜話
この音楽について想うこと(Thoughts on this music)
「この音楽について想うこと(Thoughts on this music)」は「幻想音楽夜話」のメインコンテンツです。所有しているCDの中から一枚のアルバムを選んで、その音楽作品について想うことを書き綴って公開しています。論評的なものであったり、回顧録のようなものであったりと、とりとめもありませんが、「好きな音楽について想うままに述べてみる」ことを趣旨としています。あくまで各作品に対する個人の雑感であり、それ以上でも以下でもありません。異論・反論などもあるかと思いますが、それらを否定するものではありません。
アーティスト名アルファベット別インデックス
R
Rainbow
レインボーは1970年代半ばにディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが結成したハード・ロック・バンドだ。初期に於いては中世音楽の要素を取り込んだ、いわゆる“様式美”系ハード・ロックで人気を博し、後にはアメリカ市場に歩み寄る形でポップな音楽性に変化、商業的な成功を得た。1980年代半ばまで活動を続けた後、解散した。
Raspberries
ラズベリーズは1970年代前半に活動したアメリカン・バンドだ。パワフルなロック・サウンドと爽やかなコーラスとの融合が持ち味で、ビートルズの影響も感じさせる軽やかなポップ・ロックで人気を得て、ヒット・チャートの常連となった。四枚のアルバムを残して解散、リード・ヴォーカリストのエリック・カルメンはソロ・シンガーに転向して成功した。
Rick Derringer
リック・デリンジャーは1960年代から活動を続けるアメリカ人ギタリストだ。1960年代にはマッコイズのメンバーとしてヒットを生み、1970年代初期にはプロデューサーとしての才を活かしてジョニー&エドガーのウインター兄弟のサポートで名を馳せた。1973年に初ソロ・アルバムを発表、以降もブルース・ロックのアルバムを発表するなど、息長く活動を続けている。
Rick Wakeman
リック・ウェイクマンはプログレッシヴ・ロック・シーンを代表するイギリス人キーボード・プレイヤーだ。ストローブスでの活動などを経てイエスに加入、1970年代初期のイエスの黄金期を支えた。一時期脱退したこともあったが、再加入、以降もイエス人脈の中に位置している。1970年代からソロ活動にも積極的で、プログレッシヴ・ロックの名盤を残している。
Rickie Lee Jones
リッキー・リー・ジョーンズは1979年にデビューしたアメリカのシンガー/ソングライターだ。デビュー・アルバムはウエスト・コーストの超一流セッション・ミュージシャンたちのサポートを得て希にみる歴史的名盤となった。寡作家で知られ、あまり多くのアルバムを発表していないが、活動は継続、個性的な歌声と奥深い音楽性は高い評価と人気を保ち続けている。
Rory Gallagher
ロリー・ギャラガーはアイルランド出身のブルース・ロック・ギタリストだ。1960年代中頃からテイストという名のバンドで活動、1970年代以降はソロとなったが、テイスト時代と同様にトリオ編成のバンドでの演奏形態を継続した。ブルースに深く根ざしたハード・ロックで、ライヴで本領を発揮するギタリストだった。日本では特に人気があったが、1995年に他界した。