横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市下九沢
−相模原北公園−
紫陽花の咲く相模原北公園
June 2001
アジサイ園
相模原北公園の開園後しばらくは「計画中」として使用されていなかった区画が「アジサイ園」として整備され、2000年6月に開園した。「芸術のプロムナード」と「水辺の広場」の間の区域で、「芸術のプロムナード」に面する部分には緩やかな起伏の小さな丘が設けられ、その丘の斜面と丘の周辺にさまざまな品種の紫陽花が植え込まれて来訪者の目を楽しませてくれる。

アジサイ園

アジサイ園

アジサイ園

アジサイ園
紫陽花は1974年(昭和49年)に相模原市の市制20周年を記念して「市の花」に制定されているが、このアジサイ園は2000年に相模原市の人口が60万人を越えたことを記念しての開園だと「開園記念碑」に記されている。同記念碑には開園にあたって日本アジサイ協会の協力、指導を得たとも書かれてある。国内外の品種を集めて整備されたアジサイ園は市の公園整備に対する熱意が感じ取れる見事なものと言ってよいだろう。

「芸術のプロムナード」に面する部分の丘には「アジサイの丘」という名が付けられている。丘の斜面に紫陽花の花の隙間を縫って散策路が辿り、頂上部分は展望台のように設えられてベンチが置かれている。頂上に立って見渡すと周囲は紫陽花に覆われて美しい景観だ。アジサイの丘の周囲を半円状に遊歩道が取り巻いているが、その外側部分にも紫陽花が植え込まれ、丘の周辺はまさに紫陽花で敷き詰められた印象がある。

丘の東側部分、「東フロント」へ至る林の一角もアジサイ園の一角として整備され、木立の下に咲く紫陽花を楽しむことができる。紫陽花の中を辿る散策路を歩けば、山中で出会った紫陽花の群落の中を歩くような気分で楽しい。「アジサイの山」という名が表すとおりの印象だ。

園内に設置された案内板によれば、約200種、10,000株の紫陽花が植えられているとのことで、和品種としてホンアジサイ、ヒメアジサイ、外国種としてヤエカシワバアジサイ、アナベル、西洋アジサイ種としてブルースカイ、ミセス・クミコなどがこのアジサイ園で鑑賞できる代表的な品種であるという。品種に応じてそれぞれ区画が設けられ、アジサイの丘の南西側の斜面が西洋アジサイ種ゾーン、丘の北西側が外国種ゾーン、丘の東側が和品種ゾーンとなっている。

整備された公園内の施設であるため、寺社で楽しむ紫陽花のような風情には乏しいが、整然とした美しさと規模の大きさが充分にそれを補っていると言える。市内、近隣でも屈指の紫陽花の名所に数えられることだろう。紫陽花が見頃となる6月半ばには、これも紫陽花の名所として有名な相模原麻溝公園と同時にアジサイフェアが開催され、両公園を行き来するシャトルバスも運行されたようだ。花好きの人、紫陽花好きの人はぜひとも訪れてみるべき場所だと言えるだろう。
アジサイ園