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横浜市中区山手町
山手西洋館
世界のクリスマス2017
Visited in December 2017
山手西洋館世界のクリスマス
今年(2017年)、また「山手西洋館 世界のクリスマス」に出かけてみた。例年、12月1日から25日までの期間、横浜山手地区に点在する洋館を舞台に、それぞれテーマの国を決めてクリスマスの飾り付けが行われるものだ。ここ数年は訪れていなかったのだが、今年(2017年)、久しぶりに足を運んだ。今回は欲張らずに「エリスマン邸」と「ベーリックホール」の二館だけを訪ねた。
山手西洋館世界のクリスマス/エリスマン邸
エリスマン邸」の今年(2017年)のテーマ国はデンマークだ。デンマークの人たちは「Hygge(ヒュッゲ)」という「居心地の寄り雰囲気」を大切にしているそうで、飾り付けのテーマも暖かくくつろいだ雰囲気のものになっている。サンルームは少しアーティスティックな飾り付けだが、他は奇をてらったところのない、暖かみのある展示だ。クリスマスの展示は一階のみで、二階は常設の資料展示がなされているので、クリスマスの飾り付けとしては少し物足りないが、初めてエリスマン邸に訪れた人なら二階の展示もぜひ見ておきべきだろう。
山手西洋館世界のクリスマス/エリスマン邸
山手西洋館世界のクリスマス/ベーリックホール
ベーリックホール」のテーマ国はオランダ。オランダマスターフラワーデザイナーのドリーン・ローリン氏が装飾を担当したとのことで、花による飾り付けがメインとなっている。一階のホールの飾り付けはアーティスティックなものだが、二階はお洒落な雰囲気の花の装飾が各部屋を彩っている。子ども部屋の飾り付けは白と緑を基調にした飾り付け、他の部屋は赤と緑を基調にした飾り付けになっており、それぞれのモチーフカラーがあるようだ。白と緑を基調にした飾り付けも清楚で美しいが、やはり赤と緑の飾り付けがクリスマスらしさが溢れていて楽しい。
山手西洋館世界のクリスマス/ベーリックホール
元町
西洋館のクリスマスを堪能した後は元町に降りて少し散策してみよう。歩道脇に置かれたプランターもクリスマスの飾り付け、通り沿いに並ぶお店にもクリスマスの飾り付けがなされている。日暮れの早い季節、早々に空が暗くなればイルミネーションが輝き出す。歩道脇に設置されたツリー形のイルミネーションや横断幕のように通りの上部に設けられたイルミネーションが元町商店街を飾っている。特に目的はなくても、クリスマスを控えた町の雰囲気を味わうために商店街を歩くのも楽しい。山手西洋館巡りと併せて、元町散策を楽しむのもお勧めだ。
元町
今年(2017年)は「エリスマン邸」と「ベーリックホール」の二館のみ、「山手西洋館 世界のクリスマス」を見学した。時間をとって全館を巡るのも楽しいが、すべてを回ることができなくても充分に楽しめる。

今年も「山手西洋館 世界のクリスマス」の案内リーフレットが用意されている。最初に訪れた洋館でリーフレットをもらっておこう。横浜山手が初めての人はリーフレットのイラストマップを参考にすればいい。西洋館のほとんどは入館する際に靴を脱がなくてはならない。脱ぎ履きがしやすく、他の人と間違われない靴を履いてゆくのがお勧めだ。

クリスマスの近づいた12月中旬に訪れたからか、「山手西洋館 世界のクリスマス」そのものの知名度が高くなったせいか、大勢の人たちが西洋館を訪れていた。飾り付けを写真撮影する人たちも多い。中には展示品に触れてスタッフに注意されている人の姿もあった。美しい飾り付けは、いわゆる“インスタ映え”(「インスタ映え」は2017年の流行語大賞に選出された)のするもので、いろいろと撮影したくなる気持ちもわかるが、くれぐれも主催者や他の来館者の迷惑にならないようにしたい。
山手西洋館世界のクリスマス
山手西洋館世界のクリスマス
山手西洋館世界のクリスマス