幻想音楽夜話
Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
2014年個人的年間アルバムベスト3
今年もやりたい、「個人的年間アルバムベスト3」。購入したCDの中から、2014年に発売された「新作アルバム」と「復刻アルバム」、それぞれ3枚、選んでみた。順番は発売日順、上のものから1位、2位、3位ではない。「復刻アルバム」は必ずしも今年が初めての復刻というわけではない。

【新作】
「Sound Of The Pen Friend Club」
「Gotcha Rhythm Right Here! / John Tropea」
「The Endless River / Pink Floyd」

今年もほとんど迷わなかった。今年の新作で購入して聴いて最も嬉しかった作品がこの三作品だ。Pink Floydの20年ぶりの新作については、もう何も言うことはない。この作品の意味するところは昨日今日音楽を聴き始めた若い世代には理解できまい。John Tropeaの「Gotcha Rhythm Right Here!」は職人芸の極みとでも言うような、洗練されていながらスリリングな魅力を失わない、素晴らしい作品だった。そして今年最大の“収穫”と言っていいのがThe Pen Friend Clubだ。今の日本にこんな音楽を志していた人たちがいたのか、という驚き、そしてその音楽のクオリティの高さ、今年の夏はThe Pen Friend Clubで過ごさせて頂きました。春に発表された藤原さくらのデビューアルバムも素晴らしくて、惜しくも次点ということにせざるを得なかったが、上記三作品に肩を並べる作品だということでここに記しておきたい。その他、The Doobie Brothersの新作やRick Wakemanの「Journey To The Centre Of The Earth」再録音版も良かったが、これらも次点ということにさせて頂く。

【復刻】
「LOVE ISLANDS / 和田アキラ with FRIENDS」(2014年最新リマスター)
「Rosebud / 妹尾美里」(新装ジャケット、リマスター)
「Pasadena Park / ハイ・ファイ・セット」(Blu-spec CD2仕様、吉田保リマスタリングシリーズ)

そりゃもちろん、Led Zeppelinの一連のリマスター盤とか、Paul McCartney & Wingsのアーカイヴコレクションとか、話題のリイシューがあったのだけれど、個人的にはそれほど嬉しい驚きはなかった(一応、Zepは買い揃えましたけど)。で、今年のベスト3は上記三作品だ。妹尾美里は以前から気になっていたピアニストで、よい機会となったリイシューだった。和田アキラ関連のリイシューもいくつかあったのだが、代表として「LOVE ISLANDS」を挙げておく。吉田保リマスタリングシリーズでハイ・ファイ・セットと吉田美奈子、南佳孝の作品がいくつかリイシューされて、できればすべて購入したいところだが、諸事情でそうもいかないのでハイ・ファイ・セットと吉田美奈子を何枚か購入した。「Pasadena Park」は当時から好きだったアルバムだ。優れたリマスターで聴けるのは嬉しい。
December 18, 2014
Christmas
毎年、何かしらのクリスマスアルバムを買うのだが、今年はパーシー・フェイスとラリー・カールトンを購入した(どちらも輸入盤)。ラリー・カールトンは今年発表された「Four Hands & A Heart Christmas」、ラリーの奏でる透明感溢れるギター・サウンドで聴かせる、静謐な印象のアルバムだ。パーシー・フェイスは1954年に発表された「Music of Christmas」と1958年の「Hallelujah!」をセットにした2枚組リイシュー盤。古き佳きクリスマスミュージックという印象だ。ジャジーなクリスマスミュージックもいいが、オーケストラサウンドによるオーセンティックなクリスマスミュージックはやっぱりいい。もともとパーシー・フェイスは好きなので、ご満悦で聴いている。
December 18, 2014
Sausalito '73 / Linda Ronstadt
最近、70年代ロック関連のライヴ音源のCDの発売が続いている。ほとんど(すべてか?)輸入盤でしか買えないのだけれど。その中からリンダ・ロンシュタットの「Sausalito '73」を購入した。カリフォルニア州サウサリートのスタジオで、地元ラジオ局の放送用に1973年11月に収録された音源だ。1973年、リンダの絶頂期前夜とでも言うべき時期だ。収録曲の中には「悪いあなた」も入っている。なかなかいいぞ。スティール・ギターがいい響きだと思ったら、ジェフ・バクスターが弾いている。アンドリュー・ゴールドもギターを弾いている。デビューから1970年代中頃までのリンダの歌声は特に好きだ。この時期のウエスト・コースト・サウンドはやっぱりいいな。
December 14, 2014
Rosebud / 妹尾美里
このところ、妹尾美里の「Rosebud」をよく聴いている。2008年に発表された妹尾美里のデビューアルバムなのだが、入手不可能な状態が続いていて、それがようやく今年9月に新装&リマスターで再発されたものだ。妹尾美里は以前から気になっていて、アルバムを買いたいと思いつつ、買いそびれていた。「Rosebud」の再発がよい機会だったので、“聴くならデビューアルバムから”というわけで、再発「Rosebud」を購入したわけだ。収録曲のうちのいくつかはYouTubeで聞き知っていたのだが、期待以上のアルバムだった。素晴らしい演奏だ。「Rosebud」が充分に耳に馴染んだら、次作の「La Vie」へと進もう。
November 26, 2014
The Endless River / Pink Floyd
ピンク・フロイドの新作(!)だ。国内盤は11月19日発売、早速入手して聴いている。おそらくこれがピンク・フロイドのラスト・アルバムになるのではないか。ピンク・フロイドとは言っても、デヴィッド・ギルモアとニック・メイソンのふたりだけ、リック・ライトはすでに故人だ。しかし、このアルバムの音楽の中には今もリック・ライトが生きている。それだけで充分だ。この“新作”の内容のクオリティ云々は問題ではない。この“新作”についてさまざまな評論家がさまざまに語るのだろう。それもどうでもいい。かつて「狂気」や「おせっかい」や「原子心母」や「神秘」や「ウォール」や「モア」や、彼らのすべての音楽を敬愛して聴いていた一ファンとして、聴いていると涙が出そうになる。ピンク・フロイドだ。ピンク・フロイドなのだ。
November 20, 2014
Southbound / The Doobie Brothers
ドゥービー・ブラザースの新作アルバムだ。国内盤の発売はまだだが、輸入盤で入手した。「新作」とは言っても彼らの往年の名曲を多彩なゲストを迎えてセルフ・カヴァーした内容だ。ゲスト・ミュージシャンは日本ではあまり馴染みの無い名が多いが、カントリー界のスター達らしい。何となく“企画物”的な印象もあって期待できないと思う人もあると思うが、これがなかなか素晴らしい仕上がりだ。往年の名曲群が味わい深いコンテポラリー・ミュージックとして、どの曲も“今のドゥービー・ブラザース”の演奏として、きちんと出来上がっている。“ゲストを迎えてのセルフ・カヴァー”だが、見方を変えれば“ドゥービー・ブラザース自身とゲストによる70年代ドゥービー・ブラザースへのトリビュート”という解釈もあるかもしれない。今作に於けるドゥービー・ブラザースのメンバーは Tom Johnston と Patrick Simmons、Michael McDonald、John McFee の四人。個人的には Tom Johnston と Patrick Simmons の二人がいれば The Doobie Brothers なので不満はないが、ちょっと寂しいかな。
November 11, 2014
すこし歩こうよ / Sinon
Sinonという女性シンガーのことが気になっている。一部の音楽ファンの間では“下北半島の歌姫”などと謳われて以前から評判を集めていたようだが、NHKみんなのうた(10〜11月)に「おつきさまのうた」が選ばれてさらに話題になっている。「おつきさまのうた」は軽やかなボサノヴァに乗せた穏やかで優しい楽曲だ。それにしても、Sinonの歌唱力が素晴らしい。これほどの歌唱力を持つシンガーはなかなかいない。「星めぐりの歌」や「時の流れに身をまかせ」の英語ヴァージョン、「Desperado」、「今夜だけきっと」などを収録したファースト・アルバム「すわりごこちのいい椅子」が昨年発表されている。件の「おつきさまのうた」を収録したセカンド・アルバム「すこし歩こうよ」は今年10月に発売になっている。女性ヴォーカルの好きな人なら注目すべし。
October 30, 2014
ジャック・ブルースを悼む
ジャック・ブルースが10月25日、イギリスの自宅で亡くなった。長く肝臓疾患で闘病を続けていたようだが、ついに帰らぬ人となった。クリームと彼の残した偉業については今さら言うまでもない。個人的には「想像されたウエスタンのテーマ」の作者としても深く印象に残っている。また一人、偉大なミュージシャンが去った。彼を偲んで久しぶりにクリームを聴こう。享年71。心よりご冥福をお祈りします。
October 28, 2014
Gotcha Rhythm Right Here! / John Tropea
ジョン・トロペイの新作が素晴らしい。R&BやファンクをベースにしたNYフュージョンの王道というか、70年代フュージョンを愛した音楽ファンにとっては久しぶりの快作と言っていい。スティーヴ・ガッド、ランディ・ブレッカー、ルー・ソロフ、ウィル・リー、クリス・パルメイロ、キース・カーロック、ニール・ジェイソン、クリフ・アーモンド等々、レコーディング・メンバーも錚々たる人たちが集まっている。完璧なアンサンブルと極上のグルーヴ、これが今のNYの最上の音楽と言っていいのではないか。クールでシャープでインテレクチュアルでスリリングな演奏は聴き手に“おもねる”こともなく、それでいて聴き手を置き去りにすることもなく、奥深い味わいがあり、音楽のかっこよさと楽しさに溢れている。ジョン・トロペイ、年齢を重ねてますますの充実ぶりである。
October 17, 2014
Royal Blood
Royal Blood というバンドが今、イギリスで大人気らしい。バンドと言ってもドラムとベースの二人組。ということをサウンドを聴いた後で知ると少し驚く。ドラムとベースだけでどうやってこんなサウンドが出せるのか。YouTube にアップされている映像を見てもよくわからない。それにしても、そんなことより、まずその演奏がかっこいい。このグルーヴ感は(個人的には)久しぶりという気がする。“血が騒ぐ”音だな。デビュー・アルバムがすでに(国内盤も輸入盤も)発売中。
October 2, 2014
Journey To The Centre Of The Earth (Re-Recording) / Rick Wakeman
かつて1974年に発表されたリック・ウェイクマンの「地底探検(Journey To The Centre Of The Earth)」、その新録音盤だが、これを最近よく聴いている。正直に言えばそれほど期待していなかったのだけれど、なかなかいいのだ。当然のことながら1974年盤には収録されていなかった部分もあって、こちらの新録音盤の方が“完全版”ということなのだろう。どちらが良いか、と問われれば、やはり1974年盤の方が思い入れが強いのだが、新盤も愛聴盤になりそうだ。しかし、新盤が良いのでなおさら1974年盤の「Journey To The Centre Of The Earth」のデラックス・エディション(的なリイシュー)が待たれるところだ。
September 22, 2014
ジョー・サンプルを悼む
ジョー・サンプルが9月12日、亡くなった。闘病中だったそうだ。ジョー・サンプルは個人的には今でも“クルセイダースの”ジョー・サンプルだ。もちろんソロ作品群もよく聴いた。今では日常的には聴くことが少なかったのだが、久しぶりに「Street Life」でも聴きながらジョー・サンプルを偲ぶことにしよう。享年75。ご冥福をお祈りします。
September 20, 2014
ブラジル音楽にハマる
夏になるとボサノヴァとかハワイアンとかが聴きたくなってしまうわけだが、このところよく聴いているのがブラジル音楽だ。それも1950年代末から1960年代初頭にかけてのボサノヴァ誕生期のブラジル音楽だ。João Gilbertoの初期作品やLuiz Bonfá辺りは改めて言及するほどでもないが、MaysaとかLucio Alves、Carlos Lyra、Dorival Caymmiといったところがお気に入りだ。マニアックなブラジル音楽ファンには笑われそうだが、今さらながらに1960年前後のブラジル音楽の魅力にハマっている。
August 1, 2014
ジョニー・ウインターを悼む
「百万ドルのギタリスト」、ジョニー・ウィンターが、7月16日、スイスのホテルで亡くなった。来日が話題になったのもつい最近のことで、突然の訃報に少し驚いている。個人的にはリック・デリンジャーを迎えてのジョニー・ウインター・アンドの頃が大好きだが、他の作品ももちろん嫌いではない。9月には新作が発売されるが、これが遺作になってしまった。享年70。久しぶりにジョニー・ウインター・アンドのライヴ盤でも聴きながら、彼を偲ぶことにしよう。ご冥福をお祈りします。
July 19, 2014
チャーリー・ヘイデンを悼む
ジャズ・ベーシストのチャーリー・ヘイデンが、7月11日に亡くなったそうだ。闘病生活が長かったらしい。チャーリー・ヘイデンと言えば、個人的には1997年に発表されたパット・メセニーとの共作「Beyond the Missouri Sky (Short Stories)(ミズーリの空高く)」だ。素晴らしい作品だった。享年76。ご冥福をお祈りします。
July 16, 2014
ホレス・シルヴァーを悼む
ジャズ・ピアニストのホレス・シルヴァーが、6月18日、ニューヨーク州の自宅で亡くなったそうだ。著名なピアニストだが、個人的にはそれほど熱心に聴いていたわけではない。ただ、スティーリー・ダンの「Pretzel Logic」の冒頭に収録されて、当時シングルとしてもヒットした「Rikki Don't Lose That Number(リキの電話番号)」のイントロの、あの印象的なフレーズの“元ネタ”がホレス・シルヴァーの「Song For My Father」だと知って興味を持って、「Song For My Father」のアルバムを購入した覚えがある(今もときどき聴く)。享年85。ご冥福をお祈りします。
June 21, 2014
United States / Ian Mclagan & The Bump Band
イアン・マクレガンの新作だそうだ。公開されている「Love Letter」を聴く限り、なかなかいい感じだ。年相応に程良く“枯れて”、変な力みが無く、味わい深い。昔からイアン・マクレガンの音楽は好きだった。新作、CD買って聴こう。
June 16, 2014
Rick Wakeman 「JourneyTo The Centre Of The Earth」&「Return To The Centre Of The Earth」
リック・ウェイクマンの往年の名作「Journey To The Centre Of The Earth」がリレコーディングされて発表されるそうだ。それに合わせて1999年発表の「Return To The Centre Of The Earth」も新装再発らしい。どちらもロジャー・ディーンのニュー・アートワークがジャケットを飾る。往年のファンとしては“ロジャー・ディーンのニュー・アートワーク”というだけでも“買い”だよな。残念ながら現在(5月31日)のところ、国内盤の発売は予定されていないようなので、輸入盤を買おう。“リレコーディング”も悪くないが、欲を言えば当時の音源でのリマスター、デラックスエディションも欲しいぞ。
May 31, 2014
Sound Of The Pen Friend Club
このところ、車の中で毎日聴いているのがこれだ。The Pen Friend Club、漫画家の平川雄一が2012年に結成したバンドだそうだ。平川雄一は1960年代中期のウエストコーストサウンドマニアだそうで、彼の心酔するサウンドを自ら実現するために結成したバンドのようだ。既発表の自主制作盤の収録曲をメインに発表された正式デビュー盤が「Sound Of The Pen Friend Club」だ。サウンドへのこだわりは相当なもので、そのハッピーでドリーミーでスウィートで少しセンチメンタルな「ウォール・オヴ・サウンド」は1960年代中期のウエストコーストの空気を見事に再現していると言っていい。収録されている楽曲は7曲、ビーチボーイズやフィル・スペクターの楽曲などのカヴァーを中心に、オリジナル曲も2曲含まれている。オリジナル曲のクオリティも高く、カヴァー曲と並べても遜色がない。その7曲のステレオミックスとモノミックス、さらにその内の4曲のアカペラヴァージョンとインストゥルメンタルヴァージョンとを収録するという、往年の作品の復刻版を思わせる構成にしてあるのも楽しい。ジャケットのデザインはビーチボーイズの「All Summer Long」、裏は「Today」へのオマージュになっているという凝りようだ。1960年代中期のウエストコーストサウンドの好きな人、山下達郎や大瀧詠一の音楽の好きな人は必聴。「The Pen Friend Club」というバンド名も素敵だ。このままのコンセプトで突っ走れ、応援してるぞ。
May 8, 2014
松岡直也を悼む
松岡直也が29日、亡くなった。享年76。2001年に病気が見つかり、闘病中だったが、3月末頃から体調が急変、ついに帰らぬ人となった。松岡直也のラテンフュージョンサウンドが大好きだった。「A Season of Love」や「A Memory of Majorca」、「The September Wind」、「Noche Corriendo」、「A Farewell To The Seashore」などなど、夢中になって聴いていた時期がある。今夜は松岡直也を偲んで、彼の作品の数々を聴こう。謹んでご冥福を祈りします。
April 30, 2014
Man On The Rocks / Mike Oldfield
マイク・オールドフィールドの久々の新作だ。コンパクトな楽曲が11曲、マイクの独特のギター・サウンドも存分に聴ける。“「チューブラー・ベルズ」から40年”だそうだ。もうそんなに経つのだね。個人的には「Platinum」以降はあまり聴かなくなってしまっていたのだが、「Amarok」とか「Heaven's Open」とか「Tubular Bells 2」辺りの頃はまた聴いていた。新作、悪くないぞ。
March 28, 2014
Going To Hell / The Pretty Reckless
ドラマ「ゴシップ・ガール」のジェニー役、女優でモデルの Taylor Momsen 率いるバンドのセカンド・アルバムだ。モデルの女の子がお遊びでやってるバンドだろうと思われがちだが、これがなかなか、いや、かなり本格的なロック・バンドだ。というより、そこいらの“ロックを気取っている”ようなバンドを蹴っ飛ばすような迫力に満ちたロックだ。何と言っても Taylor Momsen の“歌いっぷり”がいい。ヘヴィに突っ走る「Going To Hell」や「Follow Me Down」とかサイコーにかっこいい。Avril Lavigne と比べる人もあると思うが、個人的には Evanescence あたりを連想する。前作も悪くなかったが、格段にパワー・アップしたな。
March 18, 2014
Paradise Filter / Caravan
キャラヴァンが新作を発表したそうだ。そう、あの、キャラヴァンだ。デイヴ&リチャード・シンクレア好きの身としては、再結成以降のキャラヴァンにはあまり興味がなかったのだが、1970年代に活躍したバンドが息長く活動を続けている様子を知ると応援したくなる。現在のキャラヴァンに残っているオリジナル・メンバーはパイ・ヘイスティングスだけだが、ちょっと聴いてみたい気もする。
February 14, 2014
Speak A Little Louder / Diane Birch
うっかりダイアン・バーチの新作発表のニュースに気付かずにいた。待望のセカンド・アルバムが29日に発売だ(US盤は昨年10月に発売されていたようだ)。デビュー・アルバムが発表されたのは2009年、まさに“待望の”セカンド・アルバムだ。まだ購入していないが、今から聴くのが楽しみだ。
January 29, 2014
佐久間正英を悼む
佐久間正英が16日、亡くなった。享年61歳。佐久間正英はBOOWYやJUDY AND MARYらを手がけたプロデューサーとして著名だが、70年代ロックのファンならやはり中村真一が抜けた四人囃子に加入したベーシストとしての彼が記憶に残っていることだろう。昨年、自ら癌であることを明かして闘病中だったが、ついに帰らぬ人となってしまった。22日には早川義夫とライヴを行う予定だったそうだが、それも叶わなかった。若き日の佐久間正英を偲んで、久しぶりに「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
January 23, 2014
All Your Life / Al di Meola
アル・ディ・メオラのアコースティック・ギターによるビートルズ作品カヴァー集。2013年に発表されていたものだが、年を越してから入手して聴いている。個人的にそもそもアル・ディ・メオラの演奏は好きなので、大いに楽しめるアルバムだ。しばらくこればかり聴く日々が続きそうだ。
January 12, 2014